Flyer Improvement Case Study 01

“全部伝える”から
“選べる”チラシへ。

定期リトミック教室の元チラシを題材に、不要な説明を省き、誰向け・いつ・どこで・どう申し込むかが数秒で伝わる形へ整理するプロセスです。

情報整理優先順位視線誘導Canva実践
01 / PURPOSE

チラシは、すべてを説明する場所ではない

自分に関係がある → 良さそう → 通える → 申し込める。
この4つを短時間で判断できることが役割。

Instagram

教室の雰囲気や思いを伝え、共感と信頼を育てる。

ホームページ

内容、効果、講師、規約などを詳しく理解してもらう。

チラシ

概要をひと目で伝え、体験申込みという次の行動につなげる。

02 / MODELING

まず「自分と同じ条件」の事例を探す

参考事例は、色や雰囲気が好みかどうかだけで選びません。自分が載せたい情報や、解決したいレイアウト上の課題が似ているものを探します。

MAIN REFERENCE2会場の情報を左右に整理した親子リトミックのチラシ

緑のチラシを主に参考にした理由

  • 会場が2か所あるという今回と同じ条件だった
  • 2会場を左右に分け、それぞれの曜日・対象・時間をひとまとまりにしている
  • 大きなタイトルからクラス情報、申込み先へ視線が流れる
  • 情報量が多くても、会場ごとに比較しやすい
SUB REFERENCE年齢別クラスと日時を色分けしたリトミック体験チラシ

年齢別の見せ方を参考に

  • 年齢別クラスを色で見分けられる
  • 数字と日時が大きく、必要な情報を探しやすい
  • 写真と文字情報の役割が分かれている
同じ見た目ではなく、同じ「情報構造」を探す。会場が2か所ある、年齢別クラスがある、定期レッスンであるなど、自分の制作物と条件が近い事例を見つけると、情報の分け方や見せる順番を考えやすくなります。
03 / BEFORE & AFTER

まず、全体を見比べる

色や飾りを変える前に、「何の案内か」「自分に関係があるか」「次に何をすればよいか」が伝わる順番へ整えました。

BEFORE添削前のリトミック教室チラシ
説明が豊富な一方、タイトル・教室名・募集情報の優先順位が分散していた最初のチラシ。
AFTER添削後の親子リトミック教室チラシ
対象とサービスを大きくし、定期クラス・時間・問い合わせ先を順番に確認できる形へ。
04 / DETAIL REVIEW

細部は、こう変えました

同じチラシを部分拡大し、「変更した文言」「見せ方」「その理由」をセットで確認します。

BEFORE変更前の見出し
AFTER変更後の見出し

1.見出し:理念より先に、対象とサービス

リトミックで育む生きる力→生後4か月からの親子リトミック

最初の3秒で「誰向けの、何の教室か」が分かるように変更。教室が大切にしている思いは、その下の説明として残しました。

BEFORE変更前のクラス表
AFTER変更後のクラス表

2.クラス表:年齢を先に見つけられる形へ

クラス名と日時が同じ強さ→年齢を大きく、日時を一段小さく

保護者はまず「うちの子はどのクラス?」を探します。0歳・1〜2歳・3〜5歳を色分けし、両校で同じルールに統一しました。

BEFORE変更前のLINE案内
AFTER変更後のLINE案内

3.LINE:登録のお願いから、行動の案内へ

まずは公式LINEにご登録ください→体験レッスンのお申込み・お問い合わせはこちら

登録後に何ができるかを明確に。場所・料金・空き状況の案内、イベント情報、育児のお役立ち情報を短い箇条書きにしました。

BEFORE変更前の写真構成
AFTER変更後の写真構成

4.写真と場所:通うイメージを具体的に

イメージ画像中心→実際のスタジオ写真を掲載

軽井沢校には実際の室内写真を追加。自宅教室は詳しい住所を公開せず、地域と目印を示し、詳細は申込み後に案内する設計です。

05 / INFORMATION

最初に、載っている情報を全部並べる

いきなりデザインを直さず、「判断に必要」「安心につながる」「別媒体で伝えられる」に分けます。

−

チラシでは省く候補

  • 長い「こんなお悩みありませんか?」
  • 学べる内容の詳しい説明
  • 教育効果を並べた長文
  • 教室を始めた詳しい思い
  • 講師の長い経歴・自己紹介
  • 詳細なレッスン内容
  • 同じ意味を繰り返す文章

大切でないのではなく、InstagramやWebの方が伝わりやすい情報です。

+

チラシに残す情報

  • 誰向けの何の教室か
  • 参加すると得られること
  • 対象年齢・曜日・時間
  • 開催頻度・体験受付
  • 開催エリア・講師名
  • 申込み・問い合わせ方法
  • LINEで確認できる内容
06 / COPY

今回、チラシに残す文言

そのままレイアウトに入れられる短さまで整えた、現時点の原稿案です。

Kanon ミュージック

生後4か月からの
親子リトミック

音やリズム遊びを楽しみながら、表現力・集中力・思考力・記憶力・リズム感を養います。

0歳児クラス月曜日
10:00–10:50
1・2歳児クラス土曜日
9:30–10:20
3・4・5歳児クラス月曜日
16:00–16:50
日曜日
11:00–11:50

掲載する情報:月2回の定期レッスン/開催エリア/講師 小山愛加

体験レッスンのお申込み・お問い合わせはこちら

教室の場所・料金・空き状況は公式LINEでご案内します。イベントのお知らせ、育児のお役立ち情報も配信中です。

07 / DESIGN

見せる順番までデザインする

誰向け?→どんな教室?→いつ・どこで?→どう申し込む?
数字を大きく
年齢や日時は文章に埋め込まない。
真っ黒を避ける
本文色は #333333 程度にする。
左側に入口
最初に見てほしい対象・見出しを置く。
右下に行動
Z型視線の終点にQRと申込み文言を置く。
余白も情報
説明を削り、重要な内容を目立たせる。
強弱は3段階
見出し・重要情報・補足に分ける。
08 / AFTER

改善後に目指す状態

3秒

何のチラシか分かる

生後4か月からの親子リトミックであることが、最初の視線で伝わる。

3枠

自分のクラスを選べる

年齢別カードから、対象となる曜日・時間をすぐ確認できる。

1歩

次の行動が明確

右下のQRからLINEを開き、必要事項を送れば体験予約ができる。

1枚

説明しすぎない

詳しい効果や講師の思いは、QRの先のInstagram・Webで伝える。

09 / REUSABLE RULES

載せるか迷ったときの3つの質問

1

参加判断に必要?

対象、曜日・時間、開催頻度、開催エリアは残す。

2

不安を減らす?

体験、持ち物、親子参加、少人数などは必要に応じて残す。

3

別媒体で伝えられる?

思い、詳しい効果、参加者の声はInstagramやWebへ移す。

大切な情報を全部載せるのではなく、
その情報が最も伝わる場所に置く。